診療事例紹介:前立腺癌:膀胱-前立腺-尿道全摘出術及び尿管包皮吻合術

診療事例紹介:前立腺癌:膀胱-前立腺-尿道全摘出術及び尿管包皮吻合術

川口市密着で動物診療を行っているピジョン動物愛護病院の診療事例です。

現病歴:3週間程前より軽度の頻尿が認められ来院。超音波検査にて膀胱三角部~前立腺付近まで広がる腫瘤が確認されたため細胞検査を行った所、悪性腫瘍が疑われた。腫瘤は急速に増大し、左尿管を巻き込み尿管閉塞も認められた。

経過:CT検査にて転移や周囲組織への浸潤がないことを確認後、手術を実施。膀胱-前立腺-尿道全摘出術、及び尿管包皮吻合術を行った。病理組織学的診断は「前立腺癌」であった。術後は包皮より持続的に尿が排出されるため、マナーベルト(おむつ)を着用しているが、本人のQOLは高く、1年以上元気に日常生活を送ることができた。

種別 犬(キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル)
年齢 8歳
性別 去勢オス
その他コメント 前立腺癌は悪性度が強く、発見時には転移していることも多いため、非常に予後が悪い悪性腫瘍です。しかし、今回のように積極的な外科治療により、年単位で良好な経過を送れる場合もあり、早期発見・早期治療の大切さを改めて認識させられます。

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