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猫の皮膚肥満細胞腫

診療百科

1ヶ月程前より右肩の皮膚に小さなできものが認められており、1週間前からその部位をしきりに舐めて赤くただれてしまったとのことで来院されました。

かさぶた部分を剥がして、スタンプ標本を作成し顕微鏡で観察したところ、特徴的な肥満細胞が多数認められました。

猫の皮膚にできる肥満細胞腫と診断し、外科的切除をご提案いたしました。

手術により腫瘍を切除、翌日には体調が回復したため帰宅されました。

種別

mix

年齢

14歳(推定)

性別

避妊雌

その他コメント

猫の皮膚に出来る肥満細胞腫は外科的に切除することが治療の第一選択であり、切除すると良好な経過を辿ることが多いとされています。肥満細胞の顆粒から放出される物質により、この子のような痒みや、他にも嘔吐などを引き起こすこともあります。皮膚に多発する場合や、脾臓や消化管で病変を作っている場合もあるので、切除を行う前には全身のチェックが必要です。

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